◆ ケネディ暗殺の真相(自殺説):  nando ブログ

2009年07月31日

◆ ケネディ暗殺の真相(自殺説)

 ケネディ暗殺の真犯人は、ケネディ自身である。……そういう仮説(自殺説)を示す。
 これは、奇妙に思えるかもしれないが、これだけが論理的に合理的である。

 ──

 ケネディ暗殺の犯人は、オズワルトだとされているが、これは絶対にありえないことが科学的に示されている。
  ・ オズワルドはケネディの後方にある劇場にいた。
  ・ ケネディを暗殺した弾丸は前方から撃ち込まれた。
   (ビデオにも撮影され、現場でも確認されている。)


 そこで、「オズワルドをあらかじめニセの犯人として用意しておいて、かつ、オズワルドを射殺した」という陰謀が想定される。ここまではいい。
 ただし、その陰謀を企んだのが誰かという点で、さまざまな説が出たのだが、いずれも破綻してしまっている。というのは、ケネディ暗殺をする意図をもつ人物(または団体)が見つからないからだ。
 「犯罪によって利益を得たのが犯人だ」
 というふうにして、動機を考えると、動機をもつ人物が、どこにも見当たらない。
 Wikipedia から引用すれば、次のような説がある。
  • 軍産複合体の意を受けた政府主犯説
  • サム・ジアンカーナを中心としたマフィア主犯説
  • フルシチョフの命を受けたKGB主犯説
  • フィデル・カストロ主犯説
  • ピッグス湾事件の失敗を恨む亡命キューバ人主犯説
  • 解任されたことを根に持った元CIA長官のアレン・ダレス主犯説
  • FBI長官ジョン・エドガー・フーヴァー主犯説
  • 大統領の座を狙ったジョンソン主犯説
  • 大統領選挙で負けたニクソン主犯説
 このような説が、いずれも、動機という点では稀薄すぎる。(大統領を殺しても、別の大統領に代わるだけだから、ほとんど意味がない。)
 また、もう一つ、決定的な難点がある。Wikipedia に記されたとおり、これらの陰謀説は、「全体的にはCIA、FBIを実行部隊にした政府内部の犯行であるとする」という見解が多いが、そのようなことは、常識的には、荒唐無稽と言うしかないからだ。
 なるほど、どこかの一人が狂気的に暗殺を企むことは、あるかもしれない。しかしながら、そのような狂気的な行動を、実行するための実行部隊が機能しないはずだ。
 たとえば、日本で、自衛隊の誰かが発狂して、「首相暗殺計画」を練ったとしよう。彼が一人でそれを実行するならば、それは可能かもしれない。しかし、彼が部隊を動かして、首相暗殺計画を多数の隊員に命じても、それが実行されることはない。そんな命令は、部下が拒否するからだ。部下は、命令を受けた時点で、高位の上官に報告して、暗殺計画を阻止するだろう。
 それに対して、「クーデターは?」という見解もあるだろう。しかし、クーデターならば、「旧政権を打倒して、新政権を樹立する」という名分がある。ところが、この事件では、新政権は樹立されていない。単にケネディが殺されただけだ。クーデターになっていない。……とにかく、利益を得た人物が、どこににもいないのだ。
 強いて言えば、副大統領だったジョンソンが怪しいが、大統領職のあとを継ぐ人物が犯人だったというのは、陳腐すぎて、お話にならない。本当にそうだとしたら、とっくにバレているはずだ。
 こうして、「陰謀」論は、すべて破綻する。容疑者はいっぱいいるのだが、どの容疑者も、嫌疑不十分なのである。かくて、ケネディ暗殺事件の真相は、いまだに「藪のなか」だ。これが現状だ。

 ──

 そこで、私は、論理的に犯人を推定しよう。仮説を立てて立証するのではなく、論理的に「これしかない」という形で、犯人を推定する。

 まず、犯人の条件を示す。犯人は、次の三つを備えている必要がある。
  ・ 最高権力者である
  ・ 狂気をもつ
  ・ 事件を大々的にしたい

 この三つについて、それぞれ個別に説明する。

 (1) 最高権力者である

 犯人は、政府の最高権力者である。というのは、CIA、FBI が関与しているからだ。
  ・ CIA、FBI は、暗殺の実行に深く関与している。
  ・ CIA、FBI は、暗殺の隠蔽に深く関与している。

 これは、普通の殺人事件で言えば、「警察が犯罪をしている」という状況に当たる。警察が犯罪をして、警察が犯罪を隠蔽する。とすれば、真犯人は、警察を動かしている人物であり、警察組織の最上位を動かすことのできる最高権力者である、ということになる。
 具体的には、CIA や FBI の長官では不足であり、それより上の政府高官でなくてはならない。これに該当するのは、大統領しかいない。
 なお、次いで、副大統領も該当するが、一般的には、米国の副大統領は、実権をほとんど持たない。副大統領の仕事は、「大統領が死んだときに、次期大統領になること」であって、普通は権力をもたないのだ。CIA や FBI に命令することはできない。(大統領だけが命令できる。)
 こうして、最も疑わしい容疑者として、「大統領」が掲げられる。(論理的に)

 (2) 狂気をもつ

 犯人は、狂気をもつ。これはどういうことか? この暗殺には動機がない、ということからわかる。一般に、動機なき殺人をするのは、狂人だけだ。狂人は、何かの目的のために殺人をなすのではなく、殺人そのもののために殺人をなす。逆に言えば、殺人そのもののために殺人をなすのは、狂人だ。
 では、これに該当するのは、誰か? 当時の政府高官を見ても、狂気をもつ人は、おそらく一人もいないだろう。なぜなら、狂気をもてば、それが CIA などによって大統領に報告され、あっさり解任されてしまうからだ。……この例外に当たるのは、ただ一人、大統領だけだ。つまり、「狂気をもてる」という条件を満たすのは、大統領だけだ。
 では、大統領は、本当に狂気をもっていたのか? このことは、今日では、明らかになっている。ケネディ大統領は、薬物中毒の副作用で、狂気を帯びていたのだ。……この件は、あとで詳しく述べる。

 (3) 事件を大々的にしたい

 犯人は、暗殺事件を大々的に宣伝したかった。このことは重要だ。
 すでに知られているとおり、ケネディ暗殺は、日本では衛星放送で大々的に報道された。それというのも、このときは、ケネディのパレードがなされていたからである。つまり、暗殺事件は、「パレードのさなかの暗殺」という、非常に目立つ形でなされた。
 これは一般的には、奇妙なことである。暗殺者というのは、ゴルゴ13を持ち出すまでもないが、なるべく目立たない形で標的を殺すのが普通だ。目立つ形で殺せば、現場から逃げることも難しくなり、かえって不利である。また、パレードの最中に自動車に移動しているところを狙撃するというのは、かなり難度が高くて、普通の暗殺者はやりががらないことだ。一般的には、もっと地味な形で安全に狙撃するのが普通だ。
 しかしながら、この暗殺は、きわめて目立つ形で実行された。換言すれば、この暗殺は、一種のイベントとしてなされた。ここでは、暗殺そのものが目的ではなく、暗殺を大々的なイベントとしてなすことが目的となっている。しかし、イベントとしてなされた暗殺とは、何か? そんなことをする理由は、通常はありえない。
 ただし、それを可能にする事情は、たった一つある。それは、「大統領が自殺したがっていた」という場合だ。これ以外、あらゆる理由は成立しない。



 このあとで、ケネディが自殺をした、という説の根拠を示す。理由は二つある。つまり、
  ・ 持病
  ・ 薬の副作用
 である。それぞれについて説明する。

 (A)持病

 ケネディには、持病が二つあった。

 第1に、アジソン病である。ケネディがアジソン病だった、ということは、今日では広く知られている。
 「少年時代から病弱であったケネディは様々な病気に悩まされて第二次世界大戦後には副腎機能不全(アジソン病)との診断が下された。彼が、常に日焼けしたような皮膚の色であったのは、その症状の一つであった。更にその後の手術の失敗で一時危篤に陥った事もある。」( → Wikipedia
 「「兄の生涯のすくなくとも半分は、猛烈な肉体的苦痛の日々であった」とロバート・ケネディは書いている。続いて副腎機能不全。すなわちアジソン病の診断が下され、1946年から49年にかけて、コーチゾン療法を受けることになる。」( → ケネディ伝第10章

 第2に、背中の痛みである。
 「第二次世界大戦中の戦傷(背中)の後遺症に悩まされていた。」( → Wikipedia
 「背中の痛みは彼を悩まし続けた。ジャクリーヌは、二人の交際中ケネディが松葉杖を使っていた時のほうが、そうでない時よりもはるかに多かったと記憶している。」( → ケネディ伝第10章

 (B)薬の副作用

 これらの病気の苦痛を避けるため、薬物を利用したが、その薬物として、ステロイド鎮痛薬(ヒドロコルチゾン)と、覚醒剤(アンフェタミノン)を使った。結果的に、精神状態に影響した。以下、引用。
 「ヒドロコルチゾンは短期的に症状の改善が自覚でき、そのため大量摂取になりがちである。ヒドロコルチゾンは一種の躁状態をもたらし、それがさらに過剰摂取を促した。
 その副作用は確実に彼の身体に現れていた。その一つである強い性衝動を示すエピソードは、大統領就任式にも見られる。
 ケネディには、アジソン病の他にもう一つの病を抱えていた。それは背痛である。
 マックス・ジェイコプソンは、……治療とは彼の投与する覚醒剤のアンフェタミノンによってなされていた。
 この時既に薬物中毒となり、アンフェタミノンを手放せない状態になっていたケネディは、その後もジェイコプソンに頼りつづけた。ケネディの場合に問題だったのは、これまでに大量に服用していたヒドロコルチゾンと、ジェイコプソンから処方されるアンフェタミノンの併用によって薬効が高まり、異常な程にテンションが上がってしまうことだった。
 薬物による副作用が決定的になったのは、それが国家安全保障にまで及んだ時だった。1962年、ソビエトのキューバへの核ミサイル設置。これに対して、ケネディの取った行動は無謀ともいえるものだった。
 この時、ケネディは何度もジェイコプソンからアンフェタミンの投与を受けていた。アメリカの核ボタンは、一人の薬物中毒患者の手に握られていたのだ。
 10月27日16時。大統領と統合作戦本部は、キューバ攻撃で意見を一致。攻撃は36時間以内と決定された。不可避と思われた米ソ全面核戦争だったが、……」( → JFKの病

 この事件については、マクナマラ国防長官の回想がある。彼はその日、美しい夕焼けを見ながら、「われわれがこの夕焼けを見るのも、これが最後か」と思っていたそうだ。つまり、明日になれば、米ソの核戦争が起こり、世界は亡びてしまう、と自覚していた。そして、それを避けることはできなかった。なぜなら、ケネディが(ブラフではなく)全面核戦争を決意していたからだ。(……この件、昔のNHK番組で、報道されていた。「世界の終わり」というあまりにも印象的な場面だったので、強く心に残った。なお、ネットにも記事がある。 → 該当ページ
 
 ──

 結論。

 以上のことから、ケネディには自殺願望があった、と推定される。
 これには、次の三つの理由がある。

 第1に、自責の念だ。世界を滅ぼしかけたことで、強い自責の念を覚えたはずだ。全面核戦争の決断のあと、薬物のハイテンションから醒めたとき、自分がどれほど危険なことをしていたかを知って、おのれの罪深さに震えたはずだ。
 ケネディはたしかに狂気を帯びていた。だが、完全に発狂していたわけではない。薬物中毒による副作用としての狂気があり、その狂気を自覚できた。世界を滅ぼしかけたことで、「万死に値する」と思っただろう。特に、ケネディの生来の理想主義からして、強い自責の念を覚えたことは、想像に難くない。

 第2に、持病だ。この持病は、耐え難いまでになっていた。引用しよう。
 1954年になると、苦痛は絶え間なくなり、もう一度手術を受ける決心をした。今度は脊柱に鋼鉄の板を差し込んで行う腰椎の接合である。手術後のその年の秋は、まるで拷問であった。鋼鉄の板を入れた場所がブドウ状菌の進入によって化膿してしまったのである。ケネディの生命はまさに朽ちなんとしていた。
 加えてケネディを痛めつける事件が持ち上がった。結婚二年目を迎えていたジャクリーヌが初児を流産してしまったのである。子供を欲しがっていたケネディのショックは異常なほどであった。ショックは彼の体に悪いことは勿論であった、彼は始終いらいらしだし、それまで一度だって苦痛を口に出したことの無かったケネディが松葉杖を放り出して、「こんな苦痛に耐えるくらいなら、死んだほうがましだ」と猛り狂ったと言われている。
 このようなことは、病気のひどさに由来するが、それがのちに、薬物による副作用へとつながっていった。
 ケネディの死の前の健康状態がどのくらいだったかは定かでないが、それまでの経緯からして、状況はひどかったはずだ。過剰な薬物摂取をしたことからしても、それなしには過ごせないほどの猛烈な痛みがあった、と推定される。そのせいで、麻薬ふうの薬物(覚醒剤のアンフェタミノン)を摂取することになり、そこから、狂気的な性向を帯びるようになった。
 ただし、彼は、キューバ危機のあとで、このような状況に終止符を打つ必要を感じたはずだ。
 では、どうすればいいか? 「薬物をやめよ」と人は思うだろうが、薬物をやめることはできない。いったん薬漬けになった体は、もはやどうにもならないからだ。(マイケル・ジャクソン や アンナ・ニコル・スミス の例もある。)

 こうなると、ケネディの頭には、ただ一つのことしか思い浮かばなくなる。「この苦痛と狂気を止めるには、生命を終わらせるしかない」と。
 生命を終わらせるには、自殺をすればいいか? しかし、自殺は、彼のプライドが許さない。「どんなにつらいときでも平気なフリをして生きる」というのが、彼の人生観だった。( → ケネディ伝第10章
 彼は、「大統領が苦しみのあまり自殺した」というふうに報道されたくなかった。そんなにカッコ悪いことはできなかった。そもそも、自殺は、キリスト教の教えに反する、罪である。そういう罪も犯したくなかった。……となると、残る方法は、ただ一つ。自殺するにしても、「暗殺」に見せかけることだ。

 以下、私の推定。
 彼は自らの決意を CIA および FBI の長官に伝えた。「こういう形で私を殺してくれ」と。長官はもちろん拒んだ。するとケネディは言った。「きみたちが拒めば、私は自分で自分の頭を撃つしかない。そうすれば、神聖な大統領室は汚されるし、米国の歴史も汚れる。だから、私のためでなく、米国のために、私を殺してくれ」と。それでも長官は反対した。「ダメです。米国のために、生き続けてください」と。ケネディは言った。「私の苦しみは耐えがたいほどだ。私にも死ぬ権利はあるはずだ。それを止める権利は、きみたちにはない。きみたちは、私の苦しみを知らないのだから」と。そして、こう続けた。「今のままでは、私はふたたび米国と世界を破壊してしまうかもしれない。だから、そうなる前に、私を殺してくれ。私を救うためでなく、世界を救うために」
 二人の長官は、反対できなくなった。

 ケネディは死を決意した。ただし、その遂行手順を決めるとき、二人の長官に頼んだ。「私が死ぬとき、どういう形で死ぬのでもいいが、できれば、こっそり死ぬのは願い下げにしてほしい。たとえば、ホテルのバスルームでいつのまにか毒殺された、というのは、みじめで、カッコ悪い。それよりは、大々的に死ぬ形にしたい。できれば、名誉ある死の形がいい。パレードの最中の狙撃なんかは、最高だ。それならば、栄光の形で死ぬことができる。そして、もし望んでいいならば、愛するジャクリーンといっしょにいるところで死にたい。最後に死ぬ瞬間を、愛するジャクリーンとともに過ごしたい。それが私の願いだ」
 二人の長官は、その願いを叶えることにした。それを知ったとき、ケネディは思った。
 「自分は死ぬ。だが、それは、ジャクリーンのためでもある。みじめな形で発狂して死ぬとしたら、ジャクリーンは生涯、みじめで、つらい思いをするだろう。しかし、大統領として狙撃されるのであれば、ジャクリーンはあの偉大なるケネディの妻として、ずっと尊敬されるだろう。だから、こうして死ぬことは、ジャクリーヌのためだ。この暗殺は、ジャクリーヌのためだ。愛するジャクリーンのために、こういう形で死ぬ。それこそ、私が生きている最後になす、愛の行為だ。だから、最後の瞬間を、見事に演じよう。弾丸が降りかかってくると知りながら、その弾丸の方を向いて、手を振ろう。それこそ、一世一代の、最後の仕事だ」

 ケネディは見事に、その仕事をなしおおせた。だからこそケネディの死は、人々の記憶に大きく残った。ほとんど史上最大の英雄のように。
 一方、同じようでも、マイケル・ジャクソンは、薬物中毒ゆえの死として、みじめなカッコ悪い形で記憶されるようになった。ほとんど史上最悪の道化のように。
 【 後日記 】
 本項の執筆後、マイケルジャクソンの死について、報道は修正された。実は、マイケルジャクソンもまた、痛みを止めるために薬物を過剰に使用していた。 ( → マイケルジャクソンの死



 [ 付記 ]
 後日談を語ろう。
 ケネディ暗殺のあと、CIA と FBI はすべてを隠蔽した。自分たちがやったことなのだから、隠蔽して当然だ、とも言える。ただしこれは、犯罪とは言えない。ケネディ自身が死を望んだからだ。ケネディを殺した狙撃犯は、政府の職員だが、彼はやりたくもないのに、ケネディのためにあえてやったのである。それゆえ、彼の名誉のために、CIA と FBI は彼の存在を隠蔽した。
 替え玉のオズワルドは、必要な いけにえ であった。できれば避けたいところだったが、どうしても替え玉は必要だった。そこで、最も殺しやすいチンピラとして、オズワルドが選ばれた。彼は KGB の手先であり、国家反逆罪に当たり、死に値するからだ。
 とはいえ、CIA や FBI が殺すわけには行かないから、そのことは、マフィアに任せた。マフィアがオズワルドを殺すことになったが、その手順は、マフィアの内部に委ねた。
 CIA と FBI は、「オズワルドが犯人だ」と結論して、調査を打ち切った。すべては予定通りだった。

 さらにその後日談。
 ケネディ(および CIA と FBI )は、世界中の人々のすべてをだました。半世紀に渡って、真相は見破られなかった。
 ただし、半世紀ほどたって、一人の日本人が、論理的に、その真相を見破ってしまったのである。その真相が、ここに書いてある。

 [ 補足 ]
 ケネディ暗殺の真相は、実は、藪のなかであるわけではない。のちにジョンソン大統領は、「ケネディ暗殺の証拠資料を 2029年と 2039年まで非公開」という形で、真相を封印した。( → Wikipedia
 これはどういうことかというと、「真相を知らない」のではなく、「真相を知っているが、あえて公開しない」というふうに決めた、ということだ。
 さて。ここで考えよう。大統領を暗殺した真犯人が判明しているのだとすれば、その真犯人を断罪して死刑にすることこそ、絶対に必要なことだ。逆に、真犯人(たとえば CIA 長官とFBI 長官?)を野放しにするということは、絶対にありえない。それはいわば、9.11NYビル倒壊をもたらしたビン・ラディンを免罪する、というようなものだ。絶対にありえないことだ。
 ここまで考えると、事実がわかる。ジョンソン大統領が「絶対に真相を封印する」と決めたとすれば、真犯人は、ケネディ大統領以外ではありえない。ケネディ大統領以外の誰もが、暗殺を免罪されえないからだ。
 逆に言えば、暗殺を免罪されるのはケネディ大統領だけである。そして、「ケネディ大統領の自作自演」という真相を封印したことで、米国はその威信を守ることができた。



 【 追記 】
 上記で述べたこと(自殺説)は、基本的にはそれでいいが、若干の修正を加えたい。

 上記の自殺説には、少しだけ難点(疑問点)がある。
 (1) ケネディが自殺を安易に選択するとは思えない。自分の自発的な意思とは思えない。
 (2) 狙撃による暗殺というのは、発想が飛躍しすぎている。それは、大統領や副大統領の頭には浮かびにくい。また、FBI の頭にも浮かびにくい。ただし CIA ならば(いつも暗殺しているので)容易に頭に浮かぶが。

 この二点が問題となる。そこで、この二点を解決するために、次の仮説を出す。
「ケネディは、マリリン・モンローを死なせていた。FBI はそれを知って、ケネディに逮捕を告知した。そこでケネディは CIA と相談して、暗殺というシナリオを教えてもらった。そして、それに乗った」

 具体的には次の通り。
  1. ケネディは、マリリン・モンローと深い関係にあった。
  2. マリリン・モンローは不審死した。
  3. FBI はそれを調査した。
  4. FBI はケネディ大統領に決定的な疑惑があるという証拠を得た。
  5. FBI はケネディ大統領にそれを告知した。
  6. ケネディは自らが薬物中毒の結果でマリリン・モンローを死なせたことを知っていた。殺意はなくても、自分に理由があることを知っていた。(押尾容疑者と同様。)
  7. ケネディは、スキャンダルで逮捕されるか、自殺するか、二者択一の状況に陥った。
  8. ケネディは、病気の苦痛など、いくつかの理由により、自殺する決意を決めた。
  9. ケネディは、その方針を、CIA 長官に伝えた。そして「名誉ある自殺の方法」を教えてもらおうとした。
  10. CIA 長官は、「大統領の自殺は国家にとって有害」と主張して、「暗殺」を提案した。「それならば名誉が守られます」と。
  11. ケネディは同意した。
  12. CIA 長官は、ついでに言った。「 FBI の協力が不可欠です。FBI 長官の同意を得てください。実行も FBI です。CIA は協力するだけです」と。
  13. ケネディは FBI 長官を呼んで、CIA の提案を教え、実行を命じた。
  14. 暗殺が実行された。
  15. 実行後、ジョンソンは、FBI 長官と CIA 長官から、真相を教えられた。
 これなら、自然だろう。これを新たな修正案とする。基本は同様だが、ケネディが自殺を決心するに至る経路が、若干修正されている。
  ・ マリリン・モンローの不審死
  ・ CIA の発案とケネディの同意
 というふうに。



 【 注記 】

 本項で述べたことは、あくまで仮説である。「推理」と言ってもいい。それはもちろん、実証された事柄ではない。
 ひょっとすると、どこかから「それはトンデモだ!」という批判が来るかもしれないが、本項の話題については、正解というものは判明していないのだから、他人が「事実に反する!」とケチをつけても仕方ない。事実そのものがわかっていないからだ。
 本項は初めに「仮説である」とお断りをしてある。ただの仮説に対して、「それは事実じゃないぞ」というような批判をしないよう、注意してほしい。
 


 【 参考 】


  → ケネディー暗殺の瞬間(動画) ,( 拡大動画 ),その説明

  → JFKの頭を吹き飛ばした男ロスコー
   ( ※ CIA の指示で狙撃した警官。)
posted by 管理人 at 20:34 | Comment(17) | 政治 このエントリーをはてなブックマークに追加 
この記事へのコメント
御説の筋立てでいくつか疑問に思ったのですが


>「犯罪によって利益を得たのが犯人だ」
> というふうにして、動機を考えると、動機をもつ人物が、どこにも見当たらない。

>ピッグス湾事件の失敗を恨む亡命キューバ人主犯説
>解任されたことを根に持った元CIA長官のアレン・ダレス主犯説

>このような説が、いずれも、動機という点では稀薄すぎる。(大統領を殺しても、別の大統領に代わるだけだから、ほとんど意味がない。)
 
「怨恨」を動機とする説の場合、殺害による報復そのものが利益(動機)となるのではないでしょうか?


> これは、普通の殺人事件で言えば、「警察が犯罪をしている」という状況に当たる。警察が犯罪をして、警察が犯罪を隠蔽する。とすれば、真犯人は、警察を動かしている人物であり、警察組織の最上位を動かすことのできる最高権力者である、ということになる。
>具体的には、CIA や FBI の長官では不足であり、それより上の政府高官でなくてはならない。これに該当するのは、大統領しかいない。

FBIは司法省に属する機関ですので、そうしますとロバート・ケネディ司法長官も何らかの形で関与していたことが考えられるでしょうか?


>4. FBI はケネディ大統領に決定的な疑惑があるという証拠を得た。
>5. FBI はケネディ大統領にそれを告知した。
>6. ケネディは、スキャンダルで逮捕されるか、自殺するか、二者択一の状況に陥った。
>13.ケネディは FBI 長官を呼んで、CIA の提案を教え、実行を命じた。
>14.暗殺が実行された。

大統領の暗殺とその真相の隠蔽という犯罪行為をFBIに実行させられる政治力があるならば、
スキャンダルとなる証拠を揉み消すという犯罪行為をFBIに命じることも可能だったのではないでしょうか?
Posted by 通りすがり at 2009年08月29日 23:43
 ご意見は承っておきます。
 特に反論したり論争したりするつもりはありません。(それほど暇じゃないので。)

 いずれにせよ、これは真偽や事実の問題ではなく、仮説や推論の問題です。
Posted by 管理人 at 2009年08月30日 00:09
暗殺の動画を視たら・・・あれ??奥さんがケネディーを心配そうに顔を覗く動きその前もケネディーが辛そうな顔をしている・・・・もしかして
自殺じゃないか??と思ってググってみたらココを発見!!!ライフルで動く目標を捕らえるのはオリンピック金メダルでも無理だそうです至近で撃つしかないそうです(自衛隊の人)から聞いた
Posted by 齋藤 at 2009年10月07日 13:36
非常に興味深く読ませてもらいました。
ところで、JFKの依頼ですべての段取りをロバートケネディが整えたとは考えられないのでしょうか?暗殺後のロバートの沈黙の理由が「ケネディ家の暗部を公にすることを恐れた」だけというのは、どうにも納得できないもので。その点についてご意見伺いたく。
Posted by とおりすがりの者 at 2010年01月05日 23:17
 ロバートがそうするとしたら、兄を愛するがゆえですが、兄を愛するなら、自殺には絶対反対します。そうわかっているから、JFK はロバートには絶対に依頼しないし、秘密にしておきます。

> 「ケネディ家の暗部を公にすることを恐れた」

 そんなことはないですよ。兄を愛するがゆえに、兄の秘密を守ります。兄のせっかくの努力をおじゃんにするようなことをするはずがない。
 一世一代の舞台はそのままにしておけばいい。舞台裏を明かしたら興醒めです。
 それに、暗部じゃないですよ。ただの演技。誰も損していないし、誰も被害を受けていない。
 しいて言えばチンピラのオズワルトが被害者だが、そんなチンピラのことまでケネディ家は関与していない。オズワルトはソ連の工作員だったようだから、もともと死刑になるべきと見なされたのかも。

Posted by 管理人 at 2010年01月06日 01:14
例えば、フーバー(FBI長官)とケネディ兄弟が犬猿の仲だったこと、ロスコー・ホワイトの話も雑誌への売り込みのための「ガセねた」だったことなど、都合の悪いお話をカットしてる点、仮設としても苦しいですね、
もっとも、ケネディ自身「(8年の)任期をまっとうできないかもしれない」と語っていたようですから、「自殺説」もありかも知れませんが・・。
私も暇じゃないので根拠の薄い仮説にはあまり関わりたくありません、では。
Posted by 通行人 at 2010年10月04日 12:45
> フーバー(FBI長官)とケネディ兄弟が犬猿の仲だったこと

 それは私の説にとって補強になりますね。フーバーなら喜んで殺害に協力するでしょう。目の上のたんこぶが消えるわけだから。
 他のFBI長官なら協力しなくても、フーバーならば協力するでしょう。
 私の説を補強する情報提供、ありがとうございました。 (^^)v

 ──

 なんてことを言わなくても、FBIによる大統領殺害説、というのは、結構出回っているですけどね。目新しくもないな。

> ロスコー・ホワイトの話

 それはどうでもいい話。私の説とは直接の関係はない。
Posted by 管理人 at 2010年10月04日 19:14
>>科学的に示されている。

されていないよ。全く逆ですよ。
Posted by JFK at 2011年09月04日 03:45
はじめまして。依頼者こそが真犯人というのは劇場版アニメ「ゴルゴ13」がまさにそうでした。監督の出崎氏はnandoさんと同じ疑念を抱いたのかもしれませんね。
Posted by 見て歩く人 at 2012年10月09日 17:41
ケネディへの前方からの狙撃というのは、どうでしょうか?私は、後方からの狙撃と考えています。ノールの狙撃者配置及び不審な挙動には、賛成できますが、発砲していないと思います。オズワルド単独犯は、最初から練っていたプランであり、暗殺団はできることなら、後方からの狙撃で暗殺したかったのではないでしょうか?ノールの狙撃者は、後方からの狙撃でケネディに致命傷を与えたのを確認し、発砲したかったように思えます。
Posted by 山田太郎 at 2012年11月03日 23:11
改めて御意見を読ませて頂きましたが、自殺説は、あまりにも荒唐無稽なのでは?
再選をあきらめ、病気療養に専念すればいいのではなかったのではないでしょうか?
Posted by 山田太郎 at 2012年11月04日 12:43
> 病気療養

治るような病気であれば、誰も自殺なんかしません。自殺するのは不治の病のときだけです。つまり、生か死かではなく、死に方の選択。

わからなかったら、あなたが「余命1年で、猛烈に苦しんで煩悶して死にます。死の直前に発狂して妻子を虐殺します」と予告されたと想像してみてください。
Posted by 管理人 at 2012年11月04日 13:28
返信ありがとうございます。
ケネディ暗殺は、私の永遠の謎です。
余命1年という通達をケネディは、受けてたのか、おそらく管理人様のおっしゃるとおり、M・モンロー殺害の件で、プレッシャーをかけられていたのかもしれませんね。
貴重な御意見ありがとうございます。
Posted by 山田太郎 at 2012年11月04日 16:15
ケーブルテレビでたまたまケネディ暗殺事件を取り上げていて、見ていたら大変陰鬱な気分になりました。
それで、もしかしたらケネディ自身が自分の死を演出したのでは? と思ってググったらここに来ました。

真否のほどはとにかく、陰謀説の中で真犯人とされる組織や集団、個人はそれぞれにあいつがやった。
と、疑心暗鬼になっているように思います。

なんともやりきれない事件です。
Posted by ひとまず at 2014年11月23日 08:28
はじめまして
今も管理人さんがいらっしゃるのかは解りませんが…
例の文書の公開が来年に早まった、ということをここに書きに来ました。

ケネディは自殺したんじゃないか?と何故かそんな突拍子もない発想がいきなり閃き、「まさかそんなことを言ってる人なんていないだろう」と検索したところ、ここにたどり着いた次第です。
Posted by 学生 at 2016年05月26日 02:23
 2017年に公開することが求められているようですね。ただ、最終決定は、次期大統領の判断によるようです。
Posted by 管理人 at 2016年05月26日 19:41
暗殺の主犯は死ぬまでFBI長官に居座ったエドガーフーバーです。
Posted by konann at 2016年06月17日 01:25
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