◆ 沖縄の米軍基地・問題:  nando ブログ

2009年12月10日

◆ 沖縄の米軍基地・問題

 普天間基地の辺野古移転という問題がある。これを含めて、沖縄の基地の問題について、抜本的な解決案を示す。 (あっと驚く方法。発想の転換。)

 ──

 沖縄の基地の問題については、二つの対立する意見がある。
  ・ 「基地は出て行け」…… 左派
  ・ 「安保条約のためには、基地は絶対に必要だ」…… 右派
 両者は対立しており、とうてい解決できそうにない。しかし、ここでうまく解決する案を示そう。

 まず、次の点は、前提となる。
 「米軍基地と沖縄住民の完全な共存は、不可能だ」

 これは物理的に必然だ。一つの場所に二つのものは共存できない。

 次に、政治的に、次の点は米国にとって譲れない。
 「沖縄を米軍の地域拠点とする」


 以上の二つは、絶対条件となる。どちらも譲れない。
 このあと、論理的に結論を下せば、次のことしか結論できない。
 「沖縄は、米軍が主要な土地を取り、沖縄住民は退去する」

 これはほとんど「庇を貸して母屋を取られる」というようなものだ。だから感情的には、とうてい許容しがたいだろう。

 しかし、よく考えてみると、次のことがわかる。
 「人間はどこにでも引っ越せる。沖縄から、そばの徳之島や奄美大島へ引っ越すこともできるし、本土の九州へ引っ越すこともできる」

 つまり、「引っ越し」である。これが私の提案だ。

 これはこれで、何の問題もないはずだ。問題があるとしたら、金の問題だけだ。そして、金の問題は、容易に解決がつく。次のように。
 「沖縄から他地域に引っ越した人には、補助金を出す」

 たとえば、未成年ならば、本土の大学への奨学金(生活費込み)を出す。そのまま本土で就職してもらう。年輩の大人ならば、本土での職業を紹介し、かつ、沖縄の住居を国家が買い上げる。(民間市場で売却してもいいが。)
 老人は、さすがに、動きにくいだろうから、沖縄に留まってもらう。ただし、辺野古の住民は、隣の市あたりに移動してもらう。(とどまってもいいが。)

 ともあれ、こうやって、沖縄の住民をどんどん減らす。こうすれば、被害住民は、いなくなる。少なくとも、基地のそばに住んでいる人は激減するから、被害は激減するはずだ。

 結論ふうに言えば、こうなる。
 「基地を移転させるかわりに、人を移転させる」

 発想の転換ですね。(これで問題は解決する。)

 ──

 なお、基本的な考え方には、次のことがある。
 「現代の政策は、離島振興策だ。つまり、離島で暮らす人々の生活を支えるために、一人あたり数百万円の補助金を出す、というふうにする。しかし、そんな無駄遣いは、やめた方がいい。むしろ、離島から本土に引っ越してもらう方がいい」

 例として、伊豆大島・三原山の爆発に際の事例がある。いったん本土に退避した住民を元の離島に戻そうとして、一人あたり数千万円(!)もの補助金を出して、溶岩流対策などの公共事業をやった。
 こういうふうに巨額の金を出して、わざわざ離島に住むようにさせる、というのが、現在の政策だ。こういう政策は、やめた方がいい。つまり、事業仕分けした方がいい。
 人は離島に無理に住む必要はないのだ。離島の振興のために毎年多大に金をかけるよりは、離島から退去するために金をかける方がいい。1回限りで済むからだ。
( ※ ついでだが、沖縄には、自立した産業というものはあまりない。大部分は、基地関係で働くか、基地の軍人から流れる金に頼るか、本土からの観光客に頼るか、だ。こういう状況であれば、あえて沖縄に住む必要はない。徳之島に住んだっていいはずだ。 → 徳之島の地図・情報



 [ 付記 ]
 なお、以上のことができないのであれば、どうにも解決はつかないままだろう。
 どうしても沖縄の人々をそこに住むままにしておいて、基地問題を解決しようとすれば、基地を移転するしかあるまい。どこに? グアムは無理だから、本土にもってくるほかないだろう。関西空港とか、羽田空港とか、成田空港とか。……論理的に、そうするしかない。
 そして、それがイヤなのであれば、本項の方法を取るしかないだろう。

( ※ 現状では、そのことを理解できないから、いつまでたっても、沖縄における「人と基地の共存」という、矛盾・対立した状況が続いている。そして、今日あたりも、あちこちの新聞で「問題だあ、問題だあ」と頭を悩ませているのである。論理的に考えれば、結論は本項のことしかありえないのに。)
 


 【 関連項目 】
 本項には、続編がある。後日に書き足した分。ぜひ読んでほしい。
 特に、種子島の方の案は、名案と言えるだろう。

  → 沖縄の米軍基地・問題 2
  → 米軍基地の種子島 移設案

  
  
posted by 管理人 at 19:38 | Comment(6) | 政治 このエントリーをはてなブックマークに追加 
この記事へのコメント
故郷を捨てる感情を無視すれば、簡単な問題なんですね。
その土地に住まず、高額な地代をもらって都会に住む人たちがいることを考えれば、確かに簡単な問題のようにも思えてきます。

国の立場からすれば、そのような提案をするのが当たり前に思えますね。
Posted by おんぶおばか at 2009年12月10日 22:06
目から鱗の連続の提案に脱帽しています。
この解決方法は沖縄の基地問題に限らず、これからの日本の地域問題全般に当て嵌まることだと思います。道州制や過疎化の問題の一つの対処法でしょう。
以前朝日新聞で集団移住についての話が出ていました(日付は失念)。
震災や天災の際に移住を余儀なくされる場合、ポイントになるのは該当する地域の全員で移住するか否かだそうです。神戸の場合個々人で移住した結果、以前の地域的なつながりは消えうせ孤独死が発生したのに対して、新潟などでは全体で移住したのでそのようなことがなかったと書かれていました。該当する人々が地域の高齢者の場合、非常に参考になる話だなと思いました。
知人の話によると同様のことは昭和30〜40年代に林業が廃れていく過程でも起きたそうです。
私は東北地域に在住しているのですが、公共事業がストップして以降人口流出が続いているようです。このような中で自然発生的な移住というのは既に始まっているように思えます。東北ですと仙台だけが人口が増え、あとは減るという現象だと思います(印象論ですみませんが)。個人的にはそのへんの動向も注視していきたいと思っています。
それで沖縄についてですが、沖縄の人々は自分の環境に愛着を持っているようです。若年層のUターン率も高いと聞きます。
そう考えると移住の方法論は詳細に検討することが必要になると思います。
ポイントは沖縄の人々に決定権を委ねることだと思います。そしてその際「基地をなくせばその分のお金は減る」という事実を受け止めてもらうことでしょう。あとは当人たちの問題です。
むしろ今は本土への移転について真剣に検討するべきだと思います。グアムへに移設の提案は個人的には明後日の方向を向いているという意味で好きなのですがそれはあくまで冗談の範囲でしょう。でも「(笑)」で和めるので発言としてはアリだとは思います。日本語で論争する場合にはそういう和み発言は大切だと思うので(福島瑞穂氏自体が和み系かも?)。
これからも科学的な実践の提起と思いやりある洞察を楽しみにしています。
お忙しいとお見受けしましたのでお身体ご自愛くださいませ。
失礼致します。
Posted by 赤いたぬき at 2009年12月21日 10:41
日本は引越しするのが難しい国ですね。

私は以前どこかで夕張から全員人口の多い都市に住民を移したほうが合理的であると考えたことがあります。

人口が減って増加の見込みのない土地からは簡単に移動できるようにルールを整備するべきだし、都市のコンパクトシティ化のような人口の集中は進めるべきでしょうね。
Posted by まえやま at 2009年12月22日 23:11
なるごどー…

こういう考えもあるわけですねー…

いい勉強になりました。


いきなりすいません。

冬休みの社会の宿題で
自分の関心のある問題を
調べるという宿題があって
調べていたのですが、
今これを読んで
なるほどーと思いました。

私はずっとこの問題について、
「日本の外に人口の島を作って
そこに基地を移し、食料や
働く人は船で運ぶ」
こうすればいいんじゃないか、
と思っていました。

この方法は不可能でしょうか?


Posted by 中3女子 at 2011年01月10日 17:06
人工島はお金がかかりすぎて無理です。

かわりに種子島という案があります。本項末を参照。
Posted by 管理人 at 2011年01月10日 18:58
お返事、ありがとうございます。


やはり、そうですか…

後日、その種子島の案も
読ませていただきます。



Posted by 中3女子 at 2011年01月11日 22:36
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