◆ 夢破れたユーロ(欧州共通通貨):  nando ブログ

2014年04月26日

◆ 夢破れたユーロ(欧州共通通貨)

 ユーロ(欧州共通通貨)の夢は破れた。人々はそのことにようやく気づいたようだ。だが私は最初から、「夢は破れる」と予想していた。

 ──

 ユーロ(欧州共通通貨)の夢は破れた。人々はそのことにようやく気づいたようだ。に、次のコラムが掲載された。
 ユーロが、欧州に、一層の団結をもたらしてしかるべきだったのか?
 単一通貨を最初に思い描いた人々は、これが重大な結果をもたらすと期待した。彼らの目には共同体(コミュニティー)をつくる手段になりうると映った。通貨の境界は一般的に政治の境界と一致する。したがって通貨同盟の創設は、共同の政治機構につながると期待された。通貨共有によって、参加国の間で運命を共にしている感覚、そしてそれゆえの団結が生まれると期待されたのだ。
 そうはならなかった。金融危機以前ですら、市民も政府も同様にユーロを単なる実用的なものと(誤って)みなした。ユーロ導入は、中央銀行や財務省が扱う技術的なことだとみられ、欧州の一体性を生む土台だとはみられなかった。政治統合が深まることもなく、共通通貨が求める(財政などの)責任は常に軽視されていた。
 いまから考えれば、共同体をつくる力をユーロが自然に持っていると信じたのは間違いだった。共通通貨の発展を助けるために必要な団結を生み出すのは、政治的共同体である。この逆ではない。
( → 朝日新聞 2014-04-26 朝刊 ,by ジャン・ピサニフェリー[パリ大学教授])

 ようやく今になって気づいたようだ。しかし、こんなことはユーロ発足の当初から、私が指摘していた。
 以下では一部を抜粋しよう。




2002年1月02日c

 ユーロ(欧州の通貨統合)発足。これは成功するだろうか?
 「失敗する」という根拠は……ある。景気調整の難しさだ。

2002年9月23日b

 「経済における欧州統合」というのは、妄想だ、と私は思う。異なった現状に対して、無理に統一した政策を当てはめれば、かえって現状への対応が不可能になるだけだ。
 必要なのは、通貨統合や金融政策の統合ではない。「市場統合」だけだ。これだけを進めればよい。
 いきなり統合すれば、とんでもない混乱が起こるのは自明だ。

2004年11月27日

 欧州共通通貨の導入は、問題の根源ではないが、問題の解決手段を奪ってしまっているのだ。

1月12日

 要するに、「共通通貨」というのは、「完全な固定レート制」とほとんど同じなのである。

3月04日b

 追加統合について、人々は経済学的な理解もなく、単に「統合すればうまく行くだろう」というふうに夢見ているだけだ。「世界政府を作るための一里塚」というふうに。夢想主義。   (^^);




 上記は、一部の抜粋の、そのまた一部抜粋だ。ただのご案内である。
 詳しくは、下記を参照。(ぜひ読んでほしい。)
  → 欧州共通通貨 (まとめ) (2010年11月24日)

 
posted by 管理人 at 09:28 | Comment(2) | 経済 このエントリーをはてなブックマークに追加 
この記事へのコメント
夢、理想の先行 先走りだったんでしょうか  あるべき社会、究極の経済、至高の未来 その片鱗 ひとつの試行 そんなふうに若い頃考えたんです      <市場統合> マルクスからのねじれた転位と考えます
 

 STAPばかりでしたから 新鮮におもいました  経済学も管理人さんから多くを学びました 科学としての経済  経済の意味 その本当の理由 国家、個人とのかかわり  まだまだです

 くだらないことですが 最近の 自民政権について どんな感想 お持ちでしょうか
 お願いします

 
 
Posted by k at 2014年04月28日 22:44
> 最近の 自民政権

 昔と同じじゃないの? 
  ・ 市場原理と企業強化で国家経済の強化
  ・ 富国強兵のために、福祉削減
  ・ 国民の声を無視して、首相の政治趣味で突っ走る。

 いくらか違いがあるのは下記。
  ・ GDP増加のためには所得増加が必要だと気づいた。賃上げを求める。

 ただし消費税増税と法人税減税によって、賃上げの分は結果的に企業に戻る。元の木阿弥。



Posted by 管理人 at 2014年04月28日 23:33
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