◆ 米軍基地の宮古島 移設案:  nando ブログ

2016年03月04日

◆ 米軍基地の宮古島 移設案

 普天間基地は、辺野古や徳之島に移設するよりも、宮古島に移設するのがベストだと思う。嘉手納基地も含めて、沖縄の米軍基地のすべてをそっくり宮古島に移設してしまえばいい。

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 前には同じ話題で、「米軍基地を種子島に移設するといい」と述べた。
  → 米軍基地の種子島 移設案
 しかし本項では「宮古島に移設するといい」という新たな案を出そう。

 ──

 まず、政府はこのたび、辺野古移設について、県と和解を成立させた。
  → 首相 辺野古埋め立て巡る裁判で和解案受け入れる方針 NHKニュース
  → 普天間基地の辺野古移転を巡る訴訟、和解へ | 読売新聞
  → 東京新聞:辺野古工事中断へ 首相、移設方針「何ら変わらず」

 若いといっても、何かが決着したわけではない。単に「喧嘩をやめる」というだけだ。つまり、工事の強行を中止し、かつ、訴訟合戦を取り下げる。あとは話し合いをする。……とはいっても、話し合いの内容は、まったく決着していない。県は辺野古移転に反対し、政府は実行したがる。何も決着していない。

 結局、決着しないのだから、辺野古移設なんてのは、「実現不可能」とみて、さっさと諦める方がいいだろう。私としても、この移設には反対だ。同じ沖縄県のなかで移設しても、ほとんど意味がない。
 のみならず、自然破壊をともなう基地建設のために、巨額の費用が費やされる。その費用は、はっきりとは決まっていないが、1兆円とも2兆円とも言われている。
  → Google 検索
 これは、あまりにも馬鹿げている。
 
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 そこで、辺野古移設の代案として、前は「種子島移設」という案を提示した。この案を提示したときは、「米軍が守るべきは、日本本土なのだから、日本本土に近いところになくては意味がない」と思った。
 ところが、その後、情勢の変化が生じた。それは、「日本の仮想敵国は、ロシアではなく、中国になった」ということだ。以前の中国は、日本に敵対的ではなかったのだが、現在の習政権は日本に敵対的だ。また、南シナ海でも侵略を進めている。こういう状況では、米軍基地は、なるべく中国に近いところにあった方がいい。日本を守るためというよりは、最前線で中国の侵攻を食い止める方がいい。また、中国に軍事的圧力をかけるためにも、中国に近い位置にあった方がいい。
( ※ 中国の反発を食うだろうが、今となっては、中国は日米に敵対的なので、いちいち中国のご機嫌を伺う必要はない。)

 というわけで、沖縄よりももっと西側に位置する島を探してみた。石垣島も候補になるが、ちょっと狭すぎる。そこで、宮古島が最有力候補となった。







 見ればわかるように、北部には細長い領域がある。ここに飛行場(滑走路)を作ることができる。
 ここを米軍基地にすればよさそうだ……と思ったが、ちょっと市街地に近すぎて、騒音被害が出そうだ。(軍用機の騒音はものすごい。)というわけで、北部を基地にするのは、次善の案としよう。

 最善の案は、南東部だ。南東部の一番端ではなくて、もっと中央に近いところに、南北の滑走路を作る。(やや東北・南西に傾ける。)……こうすれば、軍用機の騒音は、西北にある市街地を避けるから、市街地では騒音被害を免れる。
 また、南端の「ムイガー断崖」のあたりは、もともと断崖になっていて、浜辺もないので、人がいないところだ。観光資源にもなっていない。ここを使えなくても、たいして損害はあるまい。

 地図を見ればわかるように、南東部のあたりはほとんど畑であって、人家はない。このあたりをすべて買収する(または借りる)ことは可能だろう。

 というわけで、難点はほとんどないので、米軍基地の宮古島移転を、私としては提唱しよう。



 以下は、細かな話。

 [ 付記1 ]
 北部には、ジェット用の民間空港を設置するといいだろう。現在では、2000メートルの滑走路をもつ宮古空港があるが、これでは住民が満足するまい。現状では、ジェット機も来ていない。(短すぎて、離着陸できない。)
 そこで、ジェット機が離着陸できるように、3500〜4000メートルクラスの新滑走路を、北部に建設するといいだろう。これで、観光客が大量に到来するので、島の経済にとってはとてもいいはずだ。現在の沖縄のように、観光客が押し寄せるだろう。(沖縄は寂れてしまうかもね。)

 [ 付記2 ]
 米軍基地が宮古島に来た場合には、宮古島は軍事特需で、ものすごく潤うことになる。
  ・ 地主には土地代が入る。(売却・貸与)
  ・ 食料としての農産物の販売量が莫大に。
  ・ さまざまな商品の販売もできる。
  ・ 飲食店を開いて、軍人やその家族に売上げがある。
  ・ 基地振興費として、多額の政府補助金が入る。

 要するに、これまでは沖縄に入っていた超巨額の金が、宮古島に入るようになるわけだ。同時に、観光客も大量に来るようになる。(沖縄のかわりだ。)

 かくて、南国の島の繁栄は、沖縄から宮古島へと移る。一種の遷都とか首都移転みたいなものだ。琉球諸島の中心地は、宮古島となるわけだ。たぶん沖縄県庁も、そのうち宮古島に移転するようになるだろう。「沖縄県」という名称も、そのうち「宮古県」になりそうだ。沖縄の住民の多くは、宮古島に移転するようになるだろう。観光用の高層ホテルがいっぱい建つかも知れない。
 とにかく、大量の産業が、沖縄から移転してくる。宮古島は大繁栄するだろう。
 なお、その前例はある。ほかならぬ沖縄だ。かつてはろくに人のいなかった沖縄が、米軍基地が移転したあとでは、大繁栄して、ものすごく多くの人口が集積するようになった。それと同じことが、今後は宮古島で起こるはずだ。
( ※ なお、その分、沖縄は寂れてしまって、ほとんどがらんどうになるだろう。沖縄では、現在は住宅地となっている土地のほとんどは、将来的には田畑になるはずだ。ちょうど今の宮古島の大部分と同様に。)
( ※ だいたい、沖縄なんて、米軍基地を除けば、ほとんど何のメリットもない。観光客は、沖縄よりは、奄美大島や屋久島の方が近くて便利だ、と気づくはずだ。米軍基地が抜けてしまったあとの沖縄は、今の奄美大島よりも、もっとさびれた島となるだろう。大部分は田畑に戻るだけだ。……というか、現在でも、沖縄で繁栄しているのは、基地の周辺だけだ。基地から遠い地域は、市街地もなく、田畑ばかりだ。基地のない沖縄なんて、ただの田畑にするぐらいしか、用途はないのだ。)
( ※ ちなみに、沖縄本島の人口は 122万人で、宮古島の人口は5万人。これが将来的には逆転しそうだ。宮古島の人口は 100万人程度となり、沖縄本島の人口は 10万人程度にまで下がる。今は沖縄本島に住んでいる人は、大部分が失業してくらしていけなくなるので、仕事のたっぷりある豊かな宮古島に移住することになる。)
( ※ なお、「沖縄本島の方がずっと面積が大きいぞ」という反論が出そうだが、それは勘違い。沖縄では、平地部は南側だけであり、中央と北部はただの山岳部である。これらの山岳部は利用ができない。米軍の飛行機の演習用地となるぐらいの意味しかない。平地の面積だけで比べれば、「沖縄」も「宮古島と下地島」とでは、大差はないのだ。)

 [ 付記3 ]
 「米軍の宮古島移転」というのは、ググってみたら、おおさか維新の会も提言していた。
 おおさか維新の会の馬場伸幸幹事長は26日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先として、同県宮古島市の下地島を検討する考えを表明した。馬場氏は、下地島には滑走路があり周辺整備も進んでいると指摘し、「(名護市辺野古以外に)代替案が本当にないのか。一定の方向性を打ち出したい」と述べた。
( → 毎日新聞2016年1月26日

 しかし、これは駄目だ。宮古島の本体ではなく、宮古島の西側にある、下地島という小さな島への移転だからだ。
  ・ 滑走路が短すぎて、軍事基地には不足する。
  ・ 島が狭すぎて、基地の施設が収まらない。
  ・ 民間空港がなくて、軍人が日本へ行けない。
  ・ 宮古島への連絡が大変。
  ・ 宮古島の住民に、基地経済の波及効果が小さい。

 あまりにも馬鹿げているので、実現性はゼロと見ていいだろう。(下地島への移転は。)
 
 
posted by 管理人 at 22:46 | Comment(10) | 政治 このエントリーをはてなブックマークに追加 
この記事へのコメント
沖縄県って、都道府県人口密度が全国で9番目であの京都府(10位)よりも多いとのこと。
なぜかわかりますよね。

宮古島は尖閣諸島に近いので石垣島とともに危機感を感じていて、受け入れてくれるかもしれませんね。
それで沖縄がさびれても自業自得ということで。
Posted by 米国出張中 at 2016年03月05日 10:45
面白い提案ですね。台湾にとっても米軍の傘に覆われる範囲が広くなるのでいい話になりそうです。
Posted by 京都の人 at 2016年03月05日 23:02
ところがどっこい、沖縄の米軍はほとんどが「海兵隊」ですから、「防衛」の約にはまったく立たないんですよね。海兵隊がかっこよく「敵前上陸」したのは、朝鮮戦争時の仁川上陸作戦以降、ありません。
あとは、ベトナム戦争や湾岸戦争、アフガン・イラク戦争の時のように、相手を空爆等で徹底的にやっつけてから、おもむろに上陸するという作戦がほとんど(ベトナムのダナン上陸は、いわば「味方」の所に上陸するから、むちゃくちゃ安全)
沖縄はその海兵隊が、上陸した後でイカに「殺戮」を行うか、訓練する場所でしかない…だから沖縄や日本に存在する必要は無い。

これは「軍事」の常識であります…沖縄になぜ「海兵隊」基地が集中しているか?それは50〜60年代に「本土」に居た海兵隊が、本土での基地反対闘争の高揚により、「米軍統治下」の沖縄に逃げてきた…それだけです。

それにしても、管理人さんの「沖縄基地問題」のレスを見ていると、あまりにも不勉強すぎますな…ブログじゃない所で書かれているので、こちらもコメントはしませんが…

あと、石垣や宮古島には、ちゃんと「自衛隊」を展開させる計画も存在します。そしてそれに反対する運動も存在します。http://ryukyuheiwa.blog.fc2.com/blog-category-10.html
Posted by あるみさん at 2016年03月06日 20:20
> それに反対する運動も存在します。

確かに反対する人もいますが、大多数は賛成で、市長も市議会も賛成です。

http://thutmose.blog.jp/archives/36536437.html
Posted by 管理人 at 2016年03月06日 21:10
 宮古島の自衛隊基地に反対する人々の気持ちは、わかります。私はもともと反右翼だし、心情的には共感できます。
 ただ、大事なのは「基地から離れた土地で生きていくこともできる」ということ。東京や神奈川にだって米軍基地はありますが、基地から離れたところに住んでいて、文句のない人はいっぱいいます。それと同様。見えないところにあるのなら問題ない。

 宮古島では、心理的なアレルギーをなくすため、いきなりヘリコプターを持ってくるかわりに、当面はレーダーと訓練施設だけにするといいでしょう。特に、冬の間だけ訓練すると、大人数への食糧供給などがあって、地元経済が潤います。夏はリゾート客が来るだろうから、夏はいないで、冬だけいる。そういう形で地元経済に貢献する。武器は何もなくて、レーダーと訓練があるだけ。(銃は模擬銃を使うだけ。)
 これなら、心理的抵抗はなく、経済的利益だけがある。こういう形で慣れてもらえば、「自衛隊なんて怖くない」とわかるだろう。離れていればね。

 沖縄では、基地と住民が隣り合わせだから、問題となった。宮古島や種子島では、基地と住民を遠く離すことができる。
 これが私の提案の骨子です。
Posted by 管理人 at 2016年03月06日 21:56
話がズレてしまったようですね…宮古・石垣で「自衛隊」が歓迎されるのは分かります…しかし最初の管理人さんの提案は「沖縄の米軍基地の移設先」ではなかったでしょうか?

沖縄の「海兵隊(しかも島嶼防衛には全く役に立たない攻撃だけの部隊)」を宮古・石垣に移しても、意味がありませんね。

日本の「自衛隊」だから「受け入れ賛成」であって、米軍の海兵隊なら、宮古・石垣の世論もどうなるでしょうか?…ちなみに「海兵隊」が自衛隊とともに宮古・石垣を守る「ミッション」は存在しませんし、海兵隊のそんなミッションは受け入れません。
Posted by あるみさん at 2016年03月07日 21:51
 米軍は自衛隊ではないので、専守防衛ではありません。「攻撃は最大の防御」をやる軍隊です。
 具体的には、中国の基地や空母や艦船をたたく。出撃前にたたく。そのためには、なるべく中国に近い位置にあった方が、有利です。

 あるみさんの理屈だと、海兵隊は沖縄にあっても無意味だとなるので、沖縄に駐留させる意味もないでしょう。

> 米軍の海兵隊なら、宮古・石垣の世論もどうなるでしょうか?

 別に島嶼防衛を目的に受け入れるわけじゃないでしょう。中国は宮古島なんか取ろうとしていないし。
 世論は基地がほしいんじゃなくて、補助金がほしいだけです。空港整備とか、食料納入とか。金がほしいのであって、軍を欲しがっているわけじゃないです。米軍を(やむなく)受け入れるというのは、米軍を望んでいるというのとは違います。


Posted by 管理人 at 2016年03月08日 07:51
> あるみさんの理屈だと、海兵隊は沖縄にあっても無意味だとなるので、沖縄に駐留させる意味もないでしょう。

そうですよ。辺野古移転の話が出た最初からそういう指摘があります。
そもそもグアム移転で片が付くという話もあったのに、日本側が残留を希望した、という噂まであります。

海兵隊は数か月ごとに移動するので、1年中基地に居るわけじゃありません。
ただ、陸海空の戦力を統合して運用するので、それなりの規模の基地が必要になります。

海兵隊が防衛戦を戦ったのは、第二次大戦のガダルカナルくらいじゃないかな?
これも「橋頭堡」であるヘンダーソン飛行場の確保が目的で、所謂拠点防衛戦ではないです。
Posted by woz at 2016年03月08日 10:55
 まあ、海兵隊は日本の軍隊じゃないので、日本が勝手に海兵隊の配置を換えるわけには行かないので、どうしようもないですけどね。もともと意味のない議論。
 できるとしたら、米軍全体を追い出すか、米軍全体を受け入れるか、二者択一。海兵隊だけを動かすという選択肢は存在しない。
Posted by 管理人 at 2016年03月09日 22:23
ところがどっこい、海兵隊は「軍事的理由」ではなく、「政治的理由」で沖縄に居るのだと、海兵隊自身も認めています。
また、「我々はどこに居ても、ミッションを遂行する能力がある」…とも。

「政治的理由」というのは、もともと海兵隊は山梨や静岡、岐阜に駐屯していたものが、本土での「反対運動」が激しくなったため、当時米軍施政権下にあった沖縄に移駐してきたもの…まぁ「本土」の「安保反対」運動が沖縄に追い出したようなものなのです。

 管理人さんはご存じないかもしれませんがこういった歴史上の経緯もふまえ「辺野古基地建設」反対運動の内部から、「沖縄の基地を自分たちの地元で引き取ろう」という運動が、大阪、福岡、熊本で具体的に行動を起こしています(もっとも管理人さんの指摘されるよう、米軍様がどこに居たいか?という問題はクリアできていませんが)
Posted by あるみさん at 2016年03月12日 20:33
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