◆ 普天間 ⇔ 那覇空港 (交換):  nando ブログ

2019年02月25日

◆ 普天間 ⇔ 那覇空港 (交換)

 普天間飛行場と那覇空港を交換するといい。これで辺野古移設問題は解決する。

 ──

 辺野古移設問題で県民投票の結果が出た。反対が圧倒的多数。
 とはいえ、安倍首相はこれを受け入れない旨を表明したので、問題はますます混迷することになる。困った。どうする?

 そこで、困ったときには、本ブログ。うまい案を出そう。こうだ。
 「普天間飛行場と那覇空港を交換する」


 つまり、こうだ。
  ・ 普天間基地が、現在の那覇空港の場所に、移転する。
  ・ 那覇空港が、現在の普天間基地の場所に移転する。

 こういうふうに、両者を交換するわけだ。

 これで、問題は基本的には解決する。(もしくは問題が大幅に減少する。)
 以下で説明しよう。

 (1) 米軍基地

 米軍の普天間基地が那覇空港に移転すれば、騒音や墜落の問題は解消する。那覇空港の近くに人家はないので、人家の被害は生じないからだ。仮に被害が生じるとしても、近くの緑地か海上だ。那覇空港の東側は緑地だし、北・西・南は海上だ。





 人家も少しはあるが、そのくらいは移転してもらえばいい。辺野古基地の建設にかかる2兆円に比べれば、ごく小額の移転費用で済む。
 なお、米軍の施設の場所は、那覇空港の東側の広大な緑地を使えばいい。それで足りない分は、現在の普天間基地の施設をそのまま使えばいい。

 (2) 民間空港

 民間空港(那覇空港)が普天間に移転すれば、現在の被害は大幅に減少する。
  ・ 民間機の騒音は、軍用機に比べて桁違いに小さい。
  ・ 民間機の墜落は、軍用機に比べて桁違いに少ない。

 墜落には、本体の墜落だけでなく、部品の墜落を含めてもいい。とにかく、民間機の方が桁違いに安全性は高い。
 普天間基地の利用がなくなるわけではないが、利用する主体が、軍用機から民間機に替わることで、騒音被害と墜落危険性が、大幅に減じるわけだ。





 ま、それでもまだ問題があると思うのなら、普天間飛行場の延長上の位置にある民家には、「立ち退き費用」「引っ越し代」を払って、移転してもらえばいい。
( ※ とはいえ、立ち退きの必要はなさそうだ。このくらいの問題は、本土の基地周辺でもある問題だから、たいした問題ではない。せいぜい、防音工事ぐらいで済む。)

 ──

 結局、以上のようにすれば、必要な金は「引っ越し代」ぐらいで済む。ごく小額の費用で済む。うまく行けば総額で数億円ぐらいで済むかもしれない。それで問題のほとんどは解消する(もしくは大幅に減少する)のだ。これぞ名案。



 [ 補足 ]
 立ち退き費用はたいしてかからないと思うが、土地を買収するとなると、土地の買収費が高額になる……という懸念もある。しかし、これは大丈夫。
 土地を買収しても、将来的に普天間飛行場をよそ移設すれば、現在の普天間飛行場の土地は広大な空き地になる。そのときいっしょに、今回の買収した土地も売却すれば、差し引きして、金は1円も無駄にならない。(むしろ、買った値段よりも高く売れれば、儲けが出る。)
 ともあれ、立ち退き費用がいくらかかかるとしても、辺野古基地の建設にかかる2兆円に比べれば、ごく小額の費用で済む。また、無駄な建設工事をする必要もない。単に金を(一時的に)払うだけだ。無駄は最小限で済む。



 [ 付記 ]
 次の問題は残りそうだ。
 「那覇空港を民間機が使えないと、滑走路不足になって、旅客の急増に対処できない」

 これは、次のことを意味する。
 「そもそも、那覇空港は混雑しているので、第2滑走路ができて、2020年3月に開始。それでようやく解決しそうになった。なのに、滑走路が1本だけの普天間に移転したら、滑走路が減って、またもや混雑してしまう。滑走路不足の問題をどうしてくれるのさ」

 しかし、これは、大丈夫。次の二本立てで解決できる。
  ・ 自衛隊は、那覇空港に留めて、普天間に移転しない。
   (自衛隊の分、利用量が減るから、普天間に余裕が出る。)
  ・ 現在の那覇空港でも、部分的に、民間利用を認める。
  (普天間だけでは足りない分は、那覇空港で補う。)


 後者は、次のことを意味する。
 「那覇空港は、軍民共用とする。昼間の数時間に限り、民間での利用とする」


 これは、時間分割(タイムシェア)による共用だ。たとえば、
 「午前9時から午後3時までは、民間機専用とする。それ以外の時間は、米軍機専用とする」

 これで、昼間のピーク時間帯は民間機が利用できるので、飛行場不足の問題は解決できる。(朝や夜の民間機利用はもともと少ないので、普天間だけで足りる。)
 米軍としても、訓練に適した薄暮や夜間での利用ができる。また、滑走路の長さも 2740メートルから 3000メートルに延びるので、ありがたい。さらに、滑走路が2倍になる(2本になる)ので、利用時間が3割減( 0.7倍)になっても、利用可能量は 1.4倍に増えることになる。
 また、滑走路が2本同時に使えると、2機同時の離着陸のような特殊訓練もできるようになるので、訓練の質が上がる。
 あれこれと便利な点ができるので、悪い話ではあるまい。

 というわけで、日本も米軍も win-win になるので、これがベストの解決策だろう。(少なくとも当面は。)



 【 関連項目 】

  → 辺野古の工費が 10倍に:  nando ブログ
  → 米軍基地の宮古島 移設案:  nando ブログ

 将来的には、米軍基地は宮古島に移転するのが好ましい。そうなったら、民間飛行場は、普天間から那覇空港へ、ふたたび戻ればいいだろう。これが長期的展望だ。
( ※ ただし、宮古島で建設するのに、長い時間がかかる。)
posted by 管理人 at 19:10 | Comment(0) | 政治 このエントリーをはてなブックマークに追加 
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