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英国の EU離脱については、離脱延期が決まった。(あちこちで報道済み)
「離脱延期になるだろう」
ということは、本サイトでは私が最初から予想していたとおりだ。
→ http://j.mp/2UEulFk (サイト内検索)
この意味で、「予想が当たった」と言える。
こう聞くと、「そんなことぐらい、誰だって予想していたぞ」と思う人が多いだろうが、それは「コロンブスの卵」というものだ。事実が判明したあとで、「おれもそう思っていたよ」というやつだ。
実際には、私が論じていた時点(2016年)には、「先行き不透明」というふうに語る論説が圧倒的に多くて、「離脱延期しかない」と断言していたのは、私ぐらいなものだった。
というわけで、まあ、「勝利宣言」みたいなものを出してもよさそうだ。 (^^);
[ 付記 ]
今後は、「長期離脱」のあとで、「国民再投票」に至る、というのが、最もありそうだシナリオだ。
ただし、すんなりとそうなることは見込めないので、途中にはいろいろと紆余曲折がありそうだ。
特に、EUが離脱延期を認めない、という可能性もある。
→ EU、英の離脱延期安易に認めず 長期延長論も - 産経ニュース
EUが意地の張り合いみたいなことをして、「合意なき離脱」を英国に強いるわけだ。これだと、英国は惨憺たる状況になる。EUは「ざまあみろ」というつもりなのかもしれない。
しかし「合意なき離脱」を英国に強いれば、それによってEU自身も大きく傷つく。英国からの輸入品には関税がかかって、消費者が損をするし、英国への輸出ができなくなって、欧州の輸出産業は売上げを失う。(労働者は仕事や賃金を失う。)
こうなると、win-win の逆で、 lose-lose となる。英国もEUも、どちらも大損だ。共倒れ状態だ。
EUがそんな馬鹿なことをやるとは思えないのだが、「ひょっとしたら……」という可能性は、なきにしもあらずだ。
最も合理的な道は、「メイ首相の退陣」だが、さて。そういう道を取れるかどうか。
報道は、本日のニュース記事だが、あちこちにたくさんある。