◆ 馬毛島の買収の問題:  nando ブログ

2019年04月15日

◆ 馬毛島の買収の問題

 馬毛島の買収という話が、おかしなことになっている。詐欺師が暗躍する状態。
 
 ──
 
 鹿児島南部にある馬毛島を、米軍の訓練基地にするため、買収しよう、という話がある。





 この話は「160億円で買収」というふうにまとまっていたのだが、一転して、ご破算になったそうだ。おかしなことだが。
 米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地となっている馬毛(まげ)島(鹿児島県)をめぐり、島の大半を所有するタストン・エアポート社(東京都)の社長だった立石薫氏が解任され、父で前任者の勲氏が社長に就いたことが12日、分かった。政府は今年1月、島の土地を 160億円で購入することで同社と合意したが、一時は約 400億円を提案していた勲氏の再就任で、契約交渉が難航する可能性がある。
 政府は2011年に馬毛島をFCLPの移転候補地に決めたが、土地の評価額で同社と折り合わなかった。交渉は難航していたが、昨年10月、同社への融資を引き受けた債権者の求めで、社長が勲氏から薫氏に代わって以降、交渉が一気に進み、合意に至った。同社幹部によると、薫氏の交渉姿勢について社内に不満があり、臨時株主総会で解任決議が可決されたという。
( → 馬毛島所有会社、前任社長が復帰 米軍の訓練移転難航も:朝日新聞

 おかしなことになった理由はわかる。「160億円で売るのは惜しいから、400億円にしろ」というわけだ。いかにも強欲の極みである。
 これを読んだときの私の推測はこうだ。(立石薫)
  ・ こんな強欲なことをする奴は、詐欺師かヤクザだろう。
  ・ たぶん買値は激安だっただろう。
  ・ 売値は相当、(高額に)吹っかけているだろう。
  ・ 当人は高齢で、もうすぐ寿命になるだろう。
   (だから当人が死ぬまで交渉停止にすればいい。)


 以上の点について調べたところ、まさしく推測通りだと判明した。

 (1) 詐欺師かヤクザ

 2011年、脱税で有罪判決になったそうだ。
  → 詐欺師から暴力団までが、わんさかとたかって身動きが取れない島
  → 立石勲(馬毛島所有者)の顔画像や詐欺師の噂が気になる!

  さらに、次の情報もある。
 11年、馬毛島開発からタストン・エアポートに名前を変えた開発会社が、偽造印が使われた可能性が高いとして抹消を求めた5億円の根抵当権をつけたのは、東京都町田市在住の男性で、タストン側は「(暴力団の)極東会系の元組員と同一人物と思料される」としていた。
 政府が土地の買い取りに逡巡を重ねたのもこうした背景があったからだ。
( → 防衛省「馬毛島買い取り」困った:FACTA ONLINE

 はっきりとヤクザと断定できるほどではないのだが、脱税やら何やらで、反社会的な人物であることは確かだ。かなり黒い人物だとみられる。

 (2) 買値は激安

 160億円または 400億円で売りたがっているというが、詐欺師の手口からして、買値は激安だっただろう……と推察したら、まさしくそうだとわかった。買値はたったの4億円である。
  → 立石勲(馬毛島所有者)の顔画像や詐欺師の噂が気になる!
  → 馬毛島を4億円で買収、米軍用の滑走路を建設

 なお、現在の価値も数億円レベルと見積もられている。
 島を所有するタストン・エアポート社が、これまでの整備費を含む約 150億円で買い取るよう要求したのに対し、防衛省側は「価値は数十億円」との判断を示し、両者の隔たりは大きく、交渉は難航していた。
( → 防衛省「馬毛島買い取り」困った:FACTA ONLINE
 
 このくらいが正当な価格だろう。(だから以前の買値は4億円だった。)

 (3) 高額の吹っかけ

 数億円のものに防衛省が 160億円を受け入れる気になったことには、理由がある。高額の吹っかけがあったからだ。それは「 140億円の空港整備費」である。
 140億円かけて滑走路をつくったといわれる
( → 米軍移転候補地の所有者に突然の破産申し立て…囁かれる防衛省の意図と「馬毛島」利権 | ビジネスジャーナル

 しかし 140億円をかけたというのは、ありえない数値だ。理由は三つ。
  ・ 使いもしない飛行場に金をかけるはずがない。
  ・ そんな資金が出てくるはずがない。
  ・ 現地を見ても、単に整地しただけだ。
   (舗装されず、剥き出しの土のままだ。)
      → 参考画像(現地で撮影)





 この滑走路は、実際に使えるレベルの滑走路ではなく、「 140億円もかけたのだから、その分の金を寄越せ」と吹っかけるための滑走路である。つまり、
 「数億円を掛けて整備したあとで、140億円を請求する」
 というための滑走路である。
 とすれば、金を払うとしても、数億円ぐらいが関の山であるべきだろう。

 (4) 当人は高齢

 こういう詐欺師には、金を払うべきではあるまい。では、どうしたらいいか?
 「当人は高齢だろうから、当人の寿命が来るまで待てばいい」
 というのが私の判断だった。そこで、念のため、年齢を調べてみたら、まさしく高齢だと判明した。
 「生年月日 1940年」という情報がある。
  → 立石勲(馬毛島所有者)の顔画像や詐欺師の噂が気になる!
 しかしもっと信頼のおけそうなメディアでは、次の情報がある。
 立石勲氏は1933年、鹿児島県枕崎市で生まれた。
( → 馬毛島を4億円で買収、米軍用の滑走路を建設 | ビジネスジャーナル

 1933年生まれなら、2019年には 86歳になる。寿命が 91歳だとすれば、あと5年しか残っていない。実際にどうなるかは不明だが、せいぜいその程度のことだろう。そのときが来るまで待てばいいのだ。
 どうせこの老人は、生涯の意地をかけて、高値で売ろうとしているのだろう。だから、取引には応じるまい。ならば、死ぬまで待てばいいのだ。

 その次に、息子の代になったら、次のように言えばいい。
 「あなたも死ぬまで待ちますか? それとも今すぐ多額の金を得て、その金を使って楽しみますか? 金は冥土にまでは持っていけないんですよ。先代はそのことに気づかなかったけれど、あなたもそうですか?」 
 すると息子は悩む。「意地を張って、死ぬまで売らずに、1円も得ないままにするか? 生きているうちに多額の金をもらって、さんざんぜいたくをするか?」
 息子は5年後には 60歳ぐらいになっているだろう。そのとき、息子が判断すればいい。

 ──

 さて。別の問題がある。
 160億円という数字は、もともと過大な数字である。だから、この額を大幅に引き下げるべきだ。
 妥当な価格は、当初の買収費(または相場)として、4億円。滑走路の整備費として 数億円。合計して、ざっと 10億円。色を付けても、 20億円。大幅に甘くして、30億円。このくらいが限度だろう。
 この金額を相手が受け入れるようなら、政府は買収してもいい。
 
 一方、相手が受け入れないようであれば、買収を取りやめるといい。別に、馬毛島でなくても、他の島でであってもいいのだ。
 とりあえずは、馬毛島の西方にある 口之島 を候補に挙げたい。




 
 東側に細長い浅瀬があるので、ここを簡単に埋め立てれば、滑走路ができる。
 人口も 128人しかいない(2015年)ので、立ち退き補償金を払っても、100億円よりはずっと安い額で済む。
 だから、こちらを使うことにすればいいのだ。

 ただ、実際にこちらに決める必要はない。「口之島にするぞ」というふうにカードを見せつけることで、同時並行的に、馬毛島の買収交渉をすればいいのだ。(これは駆け引きだ。)
 で、相手が買収に応じれば、30億円程度で買収する。
 相手が買収に応じなければ、馬毛島をやめて、口之島にする。(馬毛島の方は、相手の得る金はゼロになる。)
 
 ──

 ついでにもう一つ。うまい手がある。こうだ。
 「馬毛島のほうは、140億円をかけて滑走路にしたといっているので、140億円の価値のある不動産だと見なして、それ相応の固定資産税をかける」

 2%とすれば、2.8億円の固定資産税だ。それを毎年徴収するといい。そのことで、相手が「音を上げる」という状況にすればいいのだ。
 しかも、140億円という数値の根拠は、自分自身であるのだから、文句も言えまい。政府はこの土地の路線価(総額)を 140億円に認定して、2.8億円の固定資産税を徴収すればいいのだ。

 困ったときの Openブログ。うまい方法を考える。特に、詐欺師を懲らしめるために。



 [ 付記 ]
 詐欺師から高値で買うことにしたのだが、それではまずい、というふうになったのは、森友事件で不透明な土地買収があったからだ……という話もある。
  → トランプ氏来日前に買いたいが、森友で国民は国有地の問題に敏感になり、一転慎重居士に



 【 関連項目 】
 より本質的には、普天間基地の移転先を、辺野古でなく宮古島にするべきだ……というのが私の主張だ。
  → 米軍基地の宮古島 移設案 : nando ブログ

 「辺野古への移設に代案はあるか?」と問う声はネットにある。
  → 辺野古 代案 - Google 検索
 それに対して、「ある。宮古島だ」と私は答えるわけだ。
 


 【 追記 】
 「代案として口之島がある」
 と述べたが、もっといい代案があった。伊平屋島 である。
 ここは、細長い陸上の平地があるので、ここを滑走路にすることができる。





 その南方に集落があるのが難点だが、この集落は、さらに南にある島( 伊是名島 )に引っ越してもらえばいい。すぐ南なので、引っ越しも困難ではあるまい。





 ま、どうしても引っ越したくないという人(超高齢者)がいれば、それはそれで問題ない。現在地に留まっても、直接的に爆弾が落ちてくるわけではないからだ。また、空港が実用化されるには 10年ぐらいがかかるから、それまでに超高齢者は寿命を迎えるはずだ。
 というわけで、ここも代案となる。(ただしあくまで「当て馬」としての扱いだ。馬毛島が駄目だった場合の次候補という扱い。)

 《 加筆 》

 老人の移転交渉には、うまい方法がある。
 「住み慣れた土地から移転するのはどうしてもイヤだ」
 という人が出てくるから、こういうふうに告げる。
 「住み慣れた土地から移転しなくてもいいです。現在地はそのまま残しておいていいです。あなたは生涯、そこで暮らすことができます。ただし、相続権だけは放棄してください。あなたの死後は、土地の権利を放棄してください。それが大事です」
 「現在地の家は、あなたが生きている限り、そのまま利用できます。ただし、滑走路ができる 10年後から先は、危険なので、そこで暮らすことは難しくなります。だから、移転先を用意するので、普段はそちらで暮らしてください。その後、ときどき、元の家に遊びに来るのは構いません。元の家がなくなるわけじゃありません。そこを生涯利用できます。ただ、普段は移転先で暮らしてもらいます」
 「移転先は、島内の南西部か、隣の 伊是名島 です。そこから、あなたの元の家に戻るのは簡単です。いつでも好きなときに、何度でも戻ることはできます。元の家は、生涯、あなたのものです」
 ……これだけ聞けば、買収交渉に応じるだろう。ただし、政府は移転先をきちんと用意する必要がある。また、その移転先を見せて、そこに立派な家を建てて上げることも必要だ。
 ただし、ひょっとしたら、交渉の最中に老人は寿命を迎えるかもね。

posted by 管理人 at 20:40 | Comment(3) | 政治 このエントリーをはてなブックマークに追加 
この記事へのコメント
け〜ロ なるほど。(-.-)
Posted by 感謝です at 2019年04月16日 12:21
 最後に 【 追記 】 を加筆しました。
Posted by 管理人 at 2019年04月16日 12:53
 続報がある。以下、引用。

 ──

 米空母艦載機の陸上離着陸訓練(FCLP)の移転候補地とされる馬毛(まげ)島(鹿児島県)について、島の大半を所有するタストン・エアポート社(東京都)が、防衛省との間で進めていた売却交渉を打ち切ると同省に通告したことが分かった。両者は1月、160億円で売買すると合意したが、2月に同社の社長が交代した後、関係が悪化。今春ともされていた正式契約は見通せなくなった。
 関係者によると、交渉打ち切りは、中村吉利・地方協力局長宛ての7日付の文書で通告された。
 同社は文書で、2月に立石勲社長が就任して以降、防衛省側が面会に応じず、前社長と防衛省との合意内容も確認できないなどと主張。「防衛省から縁を切られたものと受け止め、売却する方針を断念し、別案を選択する方針を固めることにした」という。「別案」の詳細は明らかにしていない。

https://www.asahi.com/articles/ASM575JPPM57UTIL02N.html

 ──

 本項のアドバイスを聞き入れた、という感じの、防衛相の方針だ。好ましいことである。
Posted by 管理人 at 2019年05月08日 07:56
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。