◆ なぜ自民党が勝ったのか?(参院選 2019):  nando ブログ

2019年07月23日

◆ なぜ自民党が勝ったのか?(参院選 2019)

 参院選 2019 では、自民党が勝利した。それはなぜか?

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 この件については、あちこちで分析記事が出ている。次のようなもの。
  → 参院選:なぜ安倍政権を倒すことができないのか
  → 参議院選挙を前に―なぜ自民一強なのか
  → 19歳の私が、選挙で自民党に投票した理由
  → 若い人たちは「みんなが平等に悪くなるならそれでよい」
  → 「安倍政権支持」の空気、その理由:朝日新聞

 最後の記事の関連では、私も見解を述べたことがある。
  → 自民党の支持率が高いわけ : nando ブログ
 「若者は、自民党を支持するというより、現状維持を望む」
 という趣旨。これはこれで妥当だろう。
 
 ──

 一方、上の()を見ると、あまりにも馬鹿っぽいので、次の評価もできそうだ。
 「新聞を読まなくなったせいで、まともな政治情報が入ってこない。まともな情報が入らないから、まとめサイトみたいなゴミ情報に左右される」
 これはまあ、「悪貨は良貨を駆逐する」というようなものだ。若者にはそれが当てはまる。一方、高齢者は新聞を読む人が多いので、まともな情報が入ってくるので、自民党のメチャクチャ加減も理解できるので、自民党支持率が低い。
 似たことは、米国でも起こっている。低学歴層は、トランプなどの過激なツイートばかりを見て、フェイクニュースを信じる。それというのも、新聞も読まず、テレビのニュースも見ず、ろくにニュースも知らないような人々が多いからだ。
 
 ──

 だが、より本質的には、次のことが根源だろう。
 「自民党は、比例区では得票率が 35% しかなくて、真に支持されているわけではない。自民党以外の人々の方が 65% もいるのだ。なのに、選挙で勝利したのは、選挙制度の歪みのせいである」

 ついでに言えば、次のこともある。
 「公明党は、政権に寄り添う下駄の雪となっているので、自民党と組んでいるだけだ。本来は保守的ではないので、公明支持者を右翼とみるべきではない」
 「維新は、党は右翼的な公約を掲げているが、それが有権者に支持されているわけではない。大阪で地方自治の分野で顕著な業績を上げたから、その効果で指示を受けているだけだ。それが証拠に、大阪以外では、まともに得票を得ていない。例外的に、神奈川と東京では議席を得たが、どちらも個人票に依存していて、党そのものへの支持とは見なしがたい。(神奈川は元知事で、今でも有権者からは「知事」と呼ばれるそうだ。東京は、ネットで人気のある、音喜多という若手議員の効果。)

 というわけで、自民党の政策を支持するような人は、もともと 35% ぐらいしかいないのである。なのに政権を獲得できるのは、選挙制度の歪みが原因だ。
  ・ 1票の格差が大きい
  ・ 議席数が1の小選挙区が多い

 これを改良して、
  ・ 1票の格差を 1.1 以下にする
  ・ 選挙区の議席数を2以上にする

 というふうに是正すれば、自民党の議席数は 35% に近づくだろう。たぶん、4割程度になる。そうなったら、自民党政権が続くかどうかは、わかったものではないのだ。

 というわけで、自民党が勝った新の理由は、「選挙制度の歪みがあること」つまり「日本が真に民主化されてはいないこと」である。
 似た例では、香港がある。あの国も、真に民主化されてはいない。こういう未熟な国では、民意は政治に反映されないのである。

 ──

 とはいえ、別の解釈もある。
 「野党は信用されていない」
 ということだ。この件は、次項で述べる。

posted by 管理人 at 23:17 | Comment(1) | 政治 このエントリーをはてなブックマークに追加 
この記事へのコメント
自衛隊の失敗(秋田)と失言(新潟)がなければ
与党プラス2野党マイナス2で3分の2になってたと思うよ
それより共闘して当選した人たちはどうするの?
ずっと無所属のままか
動向によっては軋轢が生じる
人数は金の問題(政党助成金)だから
Posted by 老人 at 2019年07月25日 03:13
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