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◆ 貿易赤字と税逃れ
(管理人 at 02/19 16:37)
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米国が多額の貿易赤字を出しているのは、資本収支で多額の黒字があるからだが、これは国際的な税逃れと関係する。

──

米国が多額の貿易赤字を出しているのは、資本収支で多額の黒字があるからだ。資本収支では、知的財産権収入や、金融収支(借金)などで、多額の黒字がある。前に述べたとおり。
米国の場合は、どうか? 近年は知的財産権の収入があり、資本収支が黒字になっているが、それまでは資本収支が黒字にならず、差額は借金で補っていた。(この場合は、資本収支のかわりに金融収支が黒字になっていた。借金をすればするほど金融収支は黒字となる。一方で、借金残高は増える。)
要するに、米国はずっと貿易赤字が続いてきたが、それは、借金をすることで、商品を輸入する金を得てきたからだ。借りた金で、外国から商品を輸入してきたので、貿易赤字が続いてきた。
( →
年金資金を米国に投資?: nando ブログ )

ここでは、次の式がおおむね成立する。
貿易赤字の額 ≒ 外国からの借金

ただし、差分がある。それは、知的財産権の収入など、借金でない形の純然たる資本黒字だ。

──

さて。この資本黒字は、実は、国際的な税逃れと関連する。別項からの孫引きになるが、引用する。
トヨタが、5年間も税金を払っていなかった最大の理由は、「外国子会社からの受取配当の益金不算入」という制度です。これは、どういうことかというと、外国の子会社から配当を受け取った場合、その95%は課税対象からはずされる、ということです。
たとえば、ある企業が、外国子会社から1000億円の配当を受けたとします。この企業は、この1000億円の配当のうち、950億円を課税収入から除外できるのです。つまり、950億円の収入については、無税ということ
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