nando ブログ

2022年08月20日

◆ 死刑廃止の名案

 死刑については「廃止」と「維持」との二つの立場が対立している。ここで双方の立場を両立させる名案を示そう。  ――  「死刑廃止」と「死刑維持」の二つを両立させる……というのは、不可能に見える。それは「生」と「死」を両立させることのように見えるし、矛盾そのものであるように見えるからだ。  しかし、ここでアクロバティックな解決策を採ることで、うまく矛盾を回避することができる。  では、どうやって? そのヒントは、次の投書だ。
 私は、死刑制度を廃止した方が..
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2019年12月27日

◆ 死刑廃止は宗教観か?

 死刑廃止を実施している国が多い。その理由は、宗教観ではないか?

 ──

 死刑廃止を実施している国が多い。その理由は、人道主義だと思われることが多い。
 たとえば、朝日新聞は、人道主義の立場で、しばしば死刑廃止を推進する記事を書く。本日記事でも、久々に死刑執行がなされたのを報じるついでに、「死刑廃止を実施している国が多い」と報じた。
 法務省は26日、福岡市東区で2003年に一家4人を殺害したとして強盗殺人罪で死刑が確定した中国籍の元専門学校生、魏巍(ウェイウェ..
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2014年05月06日

◆ ウクライナと鯨と……

 ウクライナと鯨の問題には、共通性がある。それは西欧の唯我独尊だ。  ──  この二つの問題は、どちらも「西欧の唯我独尊」という概念で理解できる。  (1) ウクライナ  西欧が独自の価値観を押しつける。ウクライナには、西欧的な価値観とロシア的な価値観が共存していて、両者が譲り合って宥和していた。  ところが、親欧派の政権の失敗のあとで、ロシア派の政権が出現すると、親欧派の人々がクーデターを起こして、ロシア派の政権を転覆させた。  ここでは、いったん両..
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2012年03月29日

◆ 死刑執行の責任は?

 死刑が執行された。このことで、「自分も殺人に加担したことになる」という気分にとらわれて、「死刑反対」と思う人もいるだろう。そこで、そういう人の心の負担を減らすために、解説しておこう。  ──      私は別に、「死刑賛成論」ではない。「殺人者は悪だから、さっさと殺してしまえ」と思っているわけではない。  では何かというと、次の二点がある。  (1) 死刑を決めるのは、国や国民ではなくて、死刑にされた本人である。その人が死刑になる道を決めたのは、私やあなた..
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posted by 管理人 at 20:44

2010年07月28日

◆ 死刑存廃は本人が決めよ

 「死刑を存続する廃止するか」という問題について、私の考えを少し改めたので、新たな考え方を示す。   ( 旧題「死刑存廃と殺人兵士」を改題しました。)  ──  私のこれまでの考え方は、「泉の波立ち」に記してあった。それを本項でまとめながら、説明しよう。

 これまでの考え方

 死刑について、私のこれまでの考え方は、次の二点だった。   ・ 死刑において大切なのは、死刑囚の命ではなく、遺族の悲しみである。   ・ 殺人犯の死刑を免除するか..
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2008年07月10日

◆ 朝日の洗脳キャンペーン

 朝日新聞がまた外国人労働者についてキャンペーンを張っている。「省エネ・キャンペーン」と同様に。このようなキャンペーンの意図は何か? 人々を洗脳しようとすることだ。その意図を見抜こう。  ──  朝日新聞がまた「外国人労働者を日本に招こう」という記事を大々的に書いている。(朝日・朝刊 2008-07-06 )  しかし、これは、報道記事の体裁を取っているが、一方的な主張を述べているものだ。記事の体裁を取った一方的主張である。こういうのは、明らかに、洗脳キャンペー..
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2008年06月22日

◆ 死刑囚の更生

 死刑廃止の根拠は、「死刑は残酷だ」ということだろう。ならば、「残酷ではない」というふうにする方法がある。死刑囚を更生させることだ。  ( ※ 死刑自体については、最後の 【 関連項目 】の箇所を参照。)  ──  死刑執行は、通常、「いきなり通知して執行する」というふうになる。それまで死刑囚は常に恐怖に苛まれている。「明日死ぬかもしれない」というふうに。その間、ずっと恐怖に怯えているので、非常に残酷である。また、死刑の執行も、いきなり絞首刑や電気イスなどに..
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posted by 管理人 at 11:08

2008年06月09日

◆ 死刑の本質

 死刑の本質は何か? 犯罪抑止か? 遺族の報復感情を満たすことか? いや、そのいずれでもない、と私は考える。死刑の本質を探る。 ( ※ 本項は、もともとは前項に記述したものを、移転して独立させたものです。)  ──    死刑の本質は何か? 私の考えでは、次の通り。     (1) 恣意的な刑罰ではない  死刑は、政府が恣意的に決めるのではない。誰が死ぬかを決めるのは、死刑を受ける人自身である。彼が殺人をしたとき、彼自身がおのれの死刑を決める。(自動報復..
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posted by 管理人 at 21:55

2008年06月09日

◆ 死刑と大量殺人事件

 通り魔大量殺人事件が起こった。秋葉原で、車と刃物で無差別殺人して、七人が死亡し、十人が重軽傷。(各紙報道 2008-06-09 )  これと死刑廃止の問題とを関連づけて考える。  ──  この事件を聞いたとき、すぐに思ったのは、こうだ。  「これで朝日の死刑廃止キャンペーンは中止だな」  実は、朝日は前も、死刑廃止キャンペーンをやっていたが、オウムの大量殺人事件が起こると、死刑廃止キャンペーンをしばらく控えていた。死刑廃止キャンペーンと麻原の裁判記事とが並..
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posted by 管理人 at 20:55

2008年06月08日

◆ 終身刑の是非

 死刑廃止をめぐって、「死刑のかわりに終身刑を」という提案がなされている。その趣旨は、「終身刑ならば、命を奪わないので、残酷ではない」ということだ。  しかし私は、これは妥当ではない、と考える。  ──  「死刑のかわりに終身刑を」という提案は、しばしばなされる。特に、例によって死刑廃止論のキャンペーンに熱中する朝日がまた、大々的に特集を組んだ。(朝日・朝刊・特集 2008-06-08 )  その趣旨は、「終身刑ならば、命を奪わないので、残酷ではない」というこ..
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posted by 管理人 at 20:32