クリスマスの店頭に行列ができている。これを見ると、日本のサービス業の生産性の低さがわかる。
──
繁華街を歩いていたら、行列ができていた。何かと思ったら、有名ケーキ店と、有名フライドチキン店だ。クリスマスなので、購入する人が押し寄せて、行列ができているわけだ。
こんなに行列ができているのを見ると、「まったく無駄だな」と思わずにはいられない。
・ 客は無駄に長時間も待ち続ける。
・ 店は(回転率が低くて)大量に売れない。販売機会の損失。
もっとうまくやれば、問題は解決するはずだ。
・ 客は短時間並ぶだけで商品を買える。
・ 店は(回転率が高くて)大量に売る。
では、そのためには、どうすればいいか? こうだ。
・ 販売価格を、切りのいい価格にする。(おつりなし)
・ 販売品目を絞る。(2〜3種類)
たとえば、ケーキならば、次の3種類
1500円、2000円、3000円
たとえば、フライドチキンならば、次の3種類
セットA、セットB、セットC
これらの商品だけに絞って、他の一般商品の販売をやめる。
こうすれば、客が迷う時間も減るし、おつりの受け渡しの時間も減る。大量の客を処理することができる。
普通の発想だと、「メニューを増やすと、客が増える」となる。だが、もともと客が多すぎる状況では、「メニューを減らすと、販売数が増える」というふうになるのだ。
通常は、需要が上限を決めるが、需要が過大のときには、供給が上限を決める。だから、供給が増えるように、メニューを減らせばいいのだ。
──
以上のようなことは、考えれば、すぐにわかる。しかし、そうしない。なぜか? 考えないからだ。
この理由を探れば、「日本のサービス業は生産性について何も考えていないからだ」と言える。従業員はともかく、経営者が何も考えていない。だから、「メニューを絞って、販売量を大幅に増やす」という発想ができない。
前項 では、「日本の生産性はなぜ低いか?」ということが話題になった。(後半の【 関連サイト 】のあたり。)
そこでは、「農業の生産性が低いからだ」と述べたが、それとは別に、日本ではサービス業の生産性があまりにも低すぎるようだ。経営者が馬鹿なせいで。
下記のサイトを読んでみてもらいたいものです。
http://eulabourlaw.cocolog-nifty.com/blog/2015/12/post-ce16.html
「サービス価格は労働の値段である」という基本に立ち戻る必要がある・・・経済も考えると分からなくなるんですよ。
「サービス価格は労働の値段である」というのは、経済学の話。特に、国家間の違いを論じるときに適している。賃金の高い国ほど、サービス価格は上がる。
両者は、どちらも「生産性」だが、論じている内容は全然別のことですね。
現実を見たらそれで釣り合いが取れていておかしくはないのです。
しかし群集心理と言うものを考慮していない
並んで買うという行為や行列ができる店舗という付加価値
これを理解してる店舗は千年もつ